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服のDIY(初級編 エコバッグをつくろう)

いきなりですが人ってついつい自分には甘くなるもの。普段からそう思っているのはきっとわたしだけではない(はず!)と思います。
自分でつくったものは料理でも工作でも、100点満点じゃなくても許せてしまう。いや、わたしは完璧じゃないと気が済まないという方もいるかもしれませんが、出来が悪くても妙に愛着が湧いたりすることはあると思うんです。
というわけでETWでは出来ばえはさておき、まず自分でつくってみることをおすすめします。自分でつくってみることで、その楽しさや難しさ、そして何か新しい発見がきっとあるはずだと思います。

服のDIY第一弾はエコバッグ!

第一弾は"服のDIY 初級編"と題してエコバッグのキットを作りました!その名もEARTH TO BAG !
服じゃないじゃん!というツッコミが聞こえてきそうですが、いきなり服をつくるのはかなりハードルが高いので、ミシンをはじめてかける方がトライしやすいよう入門編として、ご自宅で簡単につくれるエコバッグにしました。

初心者の方でも1~2時間あれば完成できるように、なんとなんと型紙通りに生地が全て裁断された状態のいたれりつくせりのキットです。しかもつくっているうちに服づくりのテクニックを実践で学べてしまう、そんな愛のあるエコバッグキットが完成しました。

エコバッグには大きさや形だけでなく、生地の厚さなど皆さんもお気に入りがあると思います!せっかく作ったらぜひ使ってほしい!そう思って我々スタッフもお気に入りエコバッグ会議を開き、使いやすい大きさや手提げの長さなど徹底的にこだわりました。そして完成したのは

① A4ファイルやノートパソコンが入る、中くらいの大きさ
② 肩から掛けられる手提げの程よい長さ
③ 少しだけ重いものを入れた時の安心感欲しくてマチがあるもの
です。

■テクニックその1
ロックミシンをかける
ロックミシンとは、生地の端がほつれないようにかけるミシン。そんなに難しくはないけれど大事な工程。縫いしろって普段見過ごしがちだけど、自分で作ってみて使ってみるとその大事さに気付く。使っているうちに生地の端がほつれてこないって基本だけど大事なことです。

■テクニックその2
コバステッチをうつ

コバとはもともと木端、木材の切れ端の際、断面のこと。コバステッチというのはそこから名前の付いた衿ぐりや袖口など端にかけるステッチのこと。服ではいたるところに使われるテクニックで生地がペラペラしないように、端っこのギリギリにステッチをかけます。
まっすぐかけないとガタガタするし、均等の幅を保つのが難しい。
補強でもあり、飾りでもある、これも大事なテクニックです。

■テクニックその3
角縫い
今回議論を重ねて気に入ったエコバッグにはモノをたくさんいれたい!という結論に至ってマチをつけました。
この部分が難しく、特に直線ではなく途中から直角に縫う作業が難しいのです。そして裏をキレイに縫わないとひっくり返したときに角のカタチが歪んでしまいます。ここは慎重にお願いします!
でもこれをクリアできれば一味違うエコバッグが完成です。

■テクニックその4
アイロンがけ
服づくりの影の立役者、アイロン。実は服づくりではアイロンは途中工程でも仕上げ工程でも大活躍します。これによって、仕上がりも大きく変わるんです。
今回は袋口を三つ折りするところと手提げの紐を折って整形する部分。ここの善し悪しで形状はもちろんステッチの均一性も決まる地味だけど大事な工程です。
今回のキットは以上4つのテクニックに加えて生地と型紙(パターン)が始めから裁断されているので、すぐ製作にとりかかれます。そして型紙は何回でも使えるので、家にある余った生地や自分の好きな生地で何回でも作ってみて下さいね。
その時はマチの広さや、手提げの長さも自分なりにアレンジしてみても面白いかもしれませんね。

さらに「EARTH TO WEAR」のお披露目、10月7日(土)、8日(日)@RAWTOKYOでは初級編のエコバッグをつくるワークショップを開催予定!奮ってご参加ください!